第48回 2002/12/6 放送分
 えー皆さんお元気でしょうかー、こんばんは、坂本サトルです。
 僕はですね、今日実はあのー仙台から、飛行機で札幌、入って来たんですけどもねー、あのー何を、仙台でやってたかと言うと、えーとぉー…いつ、この番組を収録してるかがばれてしまいますけどもね、八戸新幹線ていうのが、開通したんですよ。うん。今日。えーあんま北海道の人にはね、あんま新幹線て関係ない話かもしれませんが、もうすぐそこまで来てますよ。新幹線も。八戸。
 で、俺がね、ま、八戸出身ていうか、ま、高校も八戸だったし、実家も八戸の近くにあるということで、えー…その12月1日の、八戸新幹線開通にね、割とひっぱりだこで。あっち行ったりこっち行ったりしてましたけども。
 えーそのまぁ集大成というかね、その12月1日当日に、えー東京駅と、仙台駅と、八戸駅で同時に、イベントがあったんですね。東京駅はね、えー…鈴木京香ちゃんが。出まして。ね。えー…彼女も仙台出身ですけど。
 で、仙台駅では、僕のライブだったんですよ。でね、仙台駅の構内で、ちゃんとしたライブをやるのは初めてみたいで、その仙台駅始まって以来。うん。で、しかも、あの終わった後にね、仙台駅構内でサイン会までやらして貰ってね。これはもうすごかったですね(笑)。ホンっトに駅って人集まるから、も、すごかった。
 あのー、ま、もちろん、延べ人数ですけどね、お客さん流れてるから。5000人ぐらい来たって。うん。えー面白かったですね。えー…いつか札幌駅でもやらして下さい。はい。
 ということで、いよいよですね、今週から『ウタチカ養成講座』、曲を作ってしまおうと。まずは歌詞を募集しまして、その歌詞の添削をするという風に言ったんですけども、作品が寄せられておりますので、えー早速厳しくですね、今日は添削してみたいなという風に、思ってますので、今日も25分間最後まで、おつき合い下さいませ。よろしく!
 さ、それでは1曲目、聴いてもらいましょう。坂本サトルで、『赤い月』。

  ♪赤い月/坂本サトル♪

(生ジングル 1)♪ウタチカ養成講座♪

 はい。生ジングルでお送り致しましたが、『ウタチカ養成講座』の時間が、やって参りました。えー、このコーナーはですね、皆さんに歌の力を、つけて貰おうということで。ね。この番組が始まって以来ずーっと、
えーとぉ…ね、歌詞の穴埋めとか。色んなことやってきたんですけども、遂にですね、本格的な曲を作ろうということで、この最後の、最後っちゅうかそのー、も、最終、目標っていうかな、もう、曲を作っちゃおうという、えー、遂に『ウタチカ養成講座』、始まってしまったわけですけどもね。
 ま、今回は、えー…まずは歌詞を、作ろうということで、皆さんから、歌詞を送って貰いまして、でー…ね、ただその、ああ、なかなかいいねとか、褒めるだけではなくてですね、ちゃんと人前に曲として出すわけですから、これちゃんとレコーディングもしますからね。うん。で、えー…それに恥ずかしくないような歌詞にしなければいけない。ということで、送られて来た歌詞をですね、厳しく添削致します。うん。
 で、何人かのものを、えー、くっつけて1曲にしてもいいし、すごいのがあったら、もう、そのまんま1曲にしてもいいんだけどね。うん。ま、そうやって、やって行きたいと。いうことで皆さんから歌詞を募集していたらですね、えー…続々と寄せられておりまして。今日は、早速1個紹介したいと思うんですね。紹介してなおかつ添削して、えーなおかつそれを直してしまおうと。思っておりますので。
 まず紹介するのは、えーとぉーメールで、くれているにも拘らずファックスネーム『でこおっくん』という、奴からですね。えーメールが来ております。“サトルさんはじめまして。僕は友達とコンビを組んで、ギター弾き語りをやっている中3の男です。コンビを組む前は、一人でサトルさんのコピーをやってました。コンビを組んでから、ゆずのコピーをやって来たんですが、飽きて来て、最近は2人それぞれ、オリジナルを作ることが活動のメインになっています。では歌詞を見て下さい。”と。いうことでね、えー…ま、これ歌にしてみたら2コーラス分ぐらい書いて来てるんですけども、えーとりあえずね、長いんで1コーラスだけ、紹介して、添削したいと思います。まずは、この『でこおっくん』が書いて来たものをそのまんま、朗読してみます。

      タイトル未定
   ほら 風が吹いて僕は歌う
   かれた喉から声を絞る
   メロディを連れた風が今
   遠い君の元へ旅立つ
   元気してる? なーんて久々の電話
   住みにくい町の狭い部屋に
   響くのは君の温かい声だけ
   テレビ消して目を閉じて
   隠すのは僕の涙声の返事だけ
   この町のお蔭で 冷えきった心の中で
   昔から君を思う温かい言葉を探してた
   本当にありがとう 君を好きで良かった
   また明日から頑張れそうな気がするよ
   いつか僕も君を勇気づけることが出来るだろうか
   その時は不器用なりのやりかたでさせて貰うよ

 …というね。あのー読みましたけどもね。
 あのー途中、明らかに、わたくしの脚色と思われる、「元気してるぅ?」とかありましたけどね、あれはね、そう読ませてしまう歌詞なんだよね。うーん。そう読ましてしまう…んですよ。
 で、これ1個ずつね、添削して行きますよ。まず、「ほら 風が吹いて僕は歌う」。これ1行いいです。非常にいいですね。「ほら」っていうとこがいいですね。あのーツカミオッケーって感じで。「ほらっ」って歌われたら「えっ!?」ってなっちゃうでしょ。ね。「ほら」これいいですよ。「風が吹いて僕は歌う」。
 で、「かれた喉から声を絞る」っつうのがね、あのー、なんつうのかなぁ、ま、多分ストリートで、歌ってるから、こういうことはリアルなんだろうけども、あのちょっとナルシストっぽくて気持ち悪いね。うん。ということで、えー…ここはちょっとね、変えたい。違うように。うん。で、「メロディを連れた風が今 君の元へ旅立つ」ってこの表現は非常にいいですねー。
 ただその、君の元へ「旅立つ」っつうのがねぇ、風がねぇ、旅立つってなんかちょっと…いまいち合わない。ね。気がするんでこれ「旅立つ」っていう表現はちょっと変えた方がいいかなという風に、思いますね。うん。
 次。ここがね、ポイントなんだよね。「元気してる?」この「元気してる」。これがねぇ、なんとも軽いね。軽い。うん。元気してる、しかもね、「なんて 久々の電話」。これはちょっとねぇ、あのー、ま、曲調にもよるんですけど、恐らく弾き語りってことは、特に僕…がね、これ歌うことになる筈なので、俺が歌うってことをあくまでも想定して話してますけど、「元気してる?」っつのはちょっとね、違うね。あの業界人が、「太郎ちゃん、元気してるっ?」みたいなね、後ろから肩もむみたいなさ、そういう感じを(笑)思い浮かべてしまうんだな。うーん…これはちょっとナシだね。
 で、「住みにくい町の狭い部屋に」うん、これなんとなく解りますね。言ってることね。うん。で、「響くのは君の温かい声だけ」。この「温かい声」はね、温かいっていう…のもね、この温かさっていうのは、温かいっていう言葉を使わないで表現しなきゃいけないですね。うん。
 温かいとか、あと切ないとかっつうのもね、ずるいですね。切ないっつうのも、切ないっていう気持ちを、どうやって、その、切ないって言葉を使わないで表すかっていうところが、ホントの切なさなわけなんで、えーそういうね、あのー…タネ明かしみたいな、ネタ明かしっていうかタネ明かしっていうか、先にそのー、一番大事なとこをポンと言っちゃうのはね、なんかすごい、もったいない。うん。なんで「温かい」っていう、言葉はこれやめましょう。
 えー、あと、「テレビを消して目を閉じて 隠すのは僕の涙声の返事だけ」。うーん…、えー、これはね、えー…対になってるわけですね。「君の温かい声だけ」。さっきのね。「響くのは君の温かい声だけ」そいで、「隠すのは僕の涙声の返事だけ」と。いうように、非常に対になってまして、えー…ま、歌詞っぽいですけどもね、うーん…だからその、えーここはあえてですね、その対にはこだわらずに行きたいなという風に、思ってんだけど。うん。
 あとね、「涙声の返事」とかね、あのー…男も確かに泣きますよ。泣くけども、この、泣く…泣いちゃ駄目だね、歌ん中でね。うん。と、俺は思う。これ、俺、俺…だよ。うん。俺が思う。なんかね、泣いちゃ駄目なんだよな。涙声って自分で言っちゃ駄目なんだよ、これも。
 これも、もし泣いててもいいんですけど、涙声とか、えー…なんかこう、女々しいね。うん。カッコいい女々しさもあるんですけど、うーん、なんか例えば涙声ではなくて、えー…「隠すのは僕の涙だけ」とか。「涙だけ」にするだけでも全然違いますね。涙声っていうだけでなんか、ウッウッ…ウッウッ…みたいなさ、なんかちょっと情けない感じが、ね? うん。
 でですね、次、「この町のお蔭で 冷えきった心の中で 昔から君を思う温かい言葉を探してた」。えーこれ2行まるっきりナシですね。いらないです。これほぼ、他のとこでも充分解るので、ええ。これはいらないですね。なるべく簡潔な方がいいです。
 そして次。これが恐らくサビだと思うんだけど、「本当にありがとう 君を好きで良かった」。これ歌の場合はね、本当にっていう、言葉はあんまり使わない方がいいね。なるべく、直接バシッと言った方がいいんで、これはもう、ありがとうでいいです。「ありがとう 君を好きで良かった」。えー、で、「また明日から頑張れそうな気がするよ」。うーん。まぁ、これはっ…ま、いいかな。こいつ…の、なんて言うかこう、言葉という、ことで。言い方ということでね。
 で、「いつか僕も君を勇気づけることが出来るだろうか」。うーん…できるだろうかっていうか、この人は要するに、勇気づけたいわけだから、これはもう、自分の気持ちを素直にですね、勇気づけたいっていう風に、歌った方がいいかなと。思うね。で、あとね、これ最後がね、これ…だけがもう、あのー、どうにも、えー…なんとかして欲しい、「その時は不器用なりのやりかたでさせて貰うよ」。っていうこの、(ヘッヘッヘ…)…ね(笑)。このニヤニヤしたこう、笑い顔が浮かぶような、不器用なりのやりかたでさせて貰うよっていうなんかこれがね、なんともちょっと気持ち悪いですね。うん。これも何かこう、ちょっと違う表現がないかと。うーん…えー…
 ただ、基本的にですね、中3でこれはかなりいいです。この、こいつのセンスは。言葉を選ぶ、センス。うん。えー…ちょっとね、あのー…「おっ」ていうとこがいくつかありましたね。うん。
 えーちょっとここでですね、曲を1曲挟んで、えー僕が添削して、新しく全く書き直したもの、えーこの彼の『でこおっくん』の、歌詞を、ほぼそのまんま、生かしまして、でーさっき言った所を直して、えー例として、うん。こういう感じに直したら、より歌詞としていいんじゃないかっていうのを、えー…これはあの、模範解答と、自分で言ってしまっていいのかな。それをですね、曲の後紹介したいと、思うんですね。ちょっと楽しみに、してて下さい。
 さ、ここで紹介する曲はですね、実は僕が、そのー、仙台で、ずーっとデビュー当時からやってた番組があって、その番組の中でもね、ほとんど同じことやったんです。えーとリスナーから歌詞を募集して、最後僕が曲をつけて、えー、その番組…の中で流すっていうね。うん。
 でね、そん時はね、えー…このような、素晴らしい歌詞を書いてくれる人がいなくてですね、結局3人の歌詞の、一言ずつだけを繋いで、あと全部結局僕が書いて、えー曲にした曲があって。それがね、非常に、評判も良くて、えー、じゃ、カップリングに入れちゃおうかって言うんで、あのー『素敵な日々』というシングルがあるんですけど、そのカップリングに入れました。
 で、タイトルはね、その番組のタイトルがそのまんまなんですよ。で、サビの、とこでも何回かその、タイトルがそのまんま出て来るんですけども、えー…ま、参考に、聴いてみて下さい。JIGGER'S SON、1995年の作品ですね。『ワンダイムの夢』。

  ♪ワンダイムの夢/JIGGER'S SON♪

(生ジングル 2)♪ウタチカ養成講座♪

 …はい。生ジングル2(ツー)、でした。『ウタチカ養成講座』模範解答編でございます。さっきの、歌詞を皆さん覚えてますか? ね。それじゃぁそれをもとに、直したものを、ちょっと読んでみたい。
 ま、あくまでも例題なんでね、あのー…ま、参考程度にして欲しいですね。あの『でこおっくん』はね。うん。中3でこんだけ書けてりゃもう立派だと思います。えー、読みます。タイトル未定。

   ほら 風が吹いて僕は歌う
   話すように 君の手を握るように
   メロディを連れた風が今
   遠い君の元へと
   久し振りに聞く 電話の君の声
   住みにくい町のこの狭い部屋を
   包むのは君の優しい声
   無理に笑って隠すのは 僕の孤独
   ありがとう 君を好きで良かった
   また明日からも頑張れそうな気がするよ
   いつか僕も君を勇気づけたい
   たとえ不器用でも
   きっと僕にしか出来ないことがある

 …という、感じ。どうだったでしょうか。ね。うん。
 ま、こんな感じで、添削して、でーあのー詞を書き直したりとか、色々しますので、皆さんも是非ですね、えーあんまりビビらずに、送って欲しいと思いますね。特にあのー、…えー…ホントに、なんつうの、あのーオリジナル曲でこれから勝負して行きたいとかっていう人はですね、ま、参考にもなるだろうし、俺もなんかこうやって、やってみると、自分でも気付くとこあるしね。自分の傾向とか自分の癖とかも判ったりもするし。えーなかなか面白いんで、是非送って頂きたいと、思います! 宛先は番組の最後に、言いましょう。
 でね、さっきも言ったけど、そのー切なさをですね、切ないっていう言葉を使わずに、表す。例えば「愛」とかっていうのも、えー、なるべくその、愛っていう言葉を使わずに、その愛情の深さみたいなものを、表すと。うん。一番大事な言葉を、あえて使わないっていうのがね、すごく、難しいとこでもあるし、それがうまく出来た時にホントに、嬉しいし。うん。そういう曲を僕も書いて行きたいと思ってるんですけども。
 えー…いくつかね、その切ないって言葉を使わずとも非常に切ない、曲が世の中にはたくさんあるんですけど、その中でですね、ちょっと前の曲になるんだけど、パッて聴いてもうこれはいい! っつって自分でCDまで買ってしまった曲があるんで、それをちょっと、紹介致しましょう。GRAPEVINEで、『光について』。

  ♪光について/GRAPEVINE♪

 お送りして参りました、坂本サトル『ウタノチカラ』、如何だったでしょうか。

 この番組では皆さんからのお便り募集しております。『ウタチカ養成講座』の歌詞も、全く同じ宛先ですのでどんどん送って頂きたいと、思いますねー。えー宛先は、郵便番号060−8532 AIR-G' 坂本サトルウタノチカラ。

  ♪ドライヴ/坂本サトル♪

 ファックスの方、(011)231−3366。231−3366。Eメールは、uta@air-g.co.jp、です。えー来週ですね、いよいよ、『スタミナ源たれPR作戦』(笑)。決行します。そんな作戦ってあったの? 俺知らなかったんだけど。あったらしいんですよ。うちのディレクターの太郎ちゃんの頭の中にですね。遂に来週、スタミナ源たれPR作戦、決行致します。この番組をね、今日初めて聴いた人には何のことやらさっぱり解りません…解らないと思うんですけどね、いいです。解らなくてもいいんです。あの楽しめると思いますんで、来週も是非、聴いて頂きたいと、思います。それでは、また来週お会い致しましょう、坂本サトルでした。

ドライヴ F.O.

 

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